タクシー代わり！？大阪メトロ AIオンデマンドバスを使おう

それは、AIオンデマンドバス、略してODBのことだね。これは、従来の路線バスとは全然違う、新しいスタイルの乗合バスだよ。

ODBは違うんだ。お客さんが乗車日時や乗降場所を事前に予約すると、AI（人工知能）がリアルタイムで最適な運行ルートと配車を決めてくれるんだ。つまり、定時運行や定まったルートはないんだよ。

その感覚で合っているよ。ODBは、運行エリア内に路線バスよりもきめ細やかに乗降場所を設けているんだ。運賃はエリアによって違うけど、大人の普通運賃で210円か300円だよ。

大阪市内では、サービスがどんどん拡大しているんだ。元々、生野や平野、キタ、福島エリアなど5エリアで運行していたんだけど、2025年10月28日からは、都島、中央、西、港、天王寺、浪速、東成、城東、鶴見、阿倍野、住吉、東住吉の12エリアが新たに社会実験として加わったんだよ。

そうだね。ただ、エリアによって運行時間が違うから注意が必要だよ。既存エリア（キタ、福島、生野、平野など）は朝の6時から夜の23時まで運行しているけど、新規エリア（都島区や中央区、港区など）の多くは、運行時間帯が9時から19時までに限定されているね。

予約方法はいくつかあるんだ。スマホのe METROアプリやLINEから予約できるし、デジタルツールが苦手な人のために、電話での配車予約もできるんだよ。コールセンターの電話番号は050-3355-8210で、7時から17時まで受け付けているね。

アプリならではのすごい機能があるんだ！例えば、事前に顔画像を登録しておけば、乗車時に顔認証で乗車できるようになったんだよ。荷物を持っていてもスマートフォンを取り出す手間が省けるから、スムーズに乗れるってわけだ。

※ 生野エリアだけのようです (2025.11.23現在)

オンデマンドバス専用のデジタル定期券だね。1エリアなら1か月5,000円、2エリア共通だと9,000円で利用できるんだ。特に、2025年10月28日からは、この2エリア共通定期券で選べるエリアの組み合わせが大幅に自由になったんだ。新規12エリアを含む全17エリアから、利用者が任意の2エリアを選択できるようになったんだよ。

まあ、乗合輸送だから、AIが最適なルートを決めるって言っても、他の人の予約状況によっては迂回が発生し、移動時間が長くなる可能性もあるよ。タクシーみたいに最短ルートだけを走るわけではないからね。でも、これは限定された車両台数で広範囲の移動ニーズに対応する、経済合理性の高いサービスを実現するための仕組みなんだ。