こんにちは、おゆかよです。皆さん、最近ハマっている小さな贅沢ってありますか?私は毎日TULLY’s BLACKの缶コーヒーを飲むのが、ちょっとした贅沢です。これ、160円くらいするので、意外と高いんですよね。以前はチョコザップに行く前にコンビニで買っていたんですが、ある日スーパーで見たら40円ほど安くて驚愕しました!そして箱買いしました。毎日ビールのごとく冷蔵庫から取り出してプハッとやっています。
さて、今日も応用情報の勉強を頑張りましょう!
応用情報の問題を出しますね。
問49 JIS X 33002:2017(プロセスアセスメント実施に対する要求事項)の説明として、適切なものはどれか。
ア 組織のプロセスを継続的に改善して品質を高めるための要求事項を規定している。
イ 組織プロセスの品質を客観的に診断するための要求事項を規定している。
ウ プロジェクトの実施に重要で、かつ、影響を及ぼすプロジェクトマネジメントの概念及びプロセスに関する包括的な手引きを規定している。
エ 明確に定義された用語を使用し、ソフトウェアライフサイクルプロセスの共通枠組みを規定している。
正解は「イ 組織プロセスの品質を客観的に診断するための要求事項を規定している」です。
正解です!
ありがとうございます!
用語がむつかしいですね・・・アセスメントってどういう意味ですか?
アセスメントは「評価」や「査定」を意味し、状況やプロセスの状態を客観的に判断することを指します。
プロセスを評価する際の要求事項っていうことですね。
そうです、プロセスを評価する際の基準や手順を定めた要求事項を指しています。
なるほど。これって英語さえ知ってれば答えられそうですね。笑
確かに、英語の意味を知っていれば解きやすいですね。笑
ちなみに「ア 組織のプロセスを継続的に改善して品質を高めるための要求事項を規定している。」が該当しない理由はなんですか?
「ア」はプロセスの「継続的な改善」に焦点を当てていますが、JIS X 33002:2017はプロセスの客観的な評価や診断に関する要求事項を定めているため、継続的改善に関する内容は直接的には含まれないからです。
アの焦点はプロセスの評価ではなくて「継続的改善」だからですね。
ウはプロジェクトマネジメントだからスコープが違いそうですね。
その通りです!「ウ」はプロジェクトマネジメントに関する手引きなので、プロセスアセスメントとはスコープが異なります。
エは、組織プロセスじゃなくて、ソフトウェアライフサイクルプロセスについての言及ですね。しかも評価という言葉がないからこれは違いますね。
そうですね!「エ」はソフトウェアライフサイクルプロセスの共通枠組みに関する内容で、評価や診断に関する言及がないため、これも違います。
ありがとうございます。
どういたしまして!
もっと読みたい人用
プロセスアセスメントとは
現代の企業活動において、効率的で効果的な業務プロセスは競争力の重要な要素です。そのため、多くの組織が自らの業務プロセスを適切に評価し、継続的に改善していくことが求められています。これをサポートする手法の一つが「プロセスアセスメント」です。この記事では、プロセスアセスメントの概要や実際の使用例、さらにはその重要性について解説していきます。
プロセスアセスメントの概要
プロセスアセスメントとは、組織が自らの業務プロセスの品質や効率性を客観的に評価するための方法です。主にプロセスの成熟度やパフォーマンスを測定し、その結果に基づいて改善点を特定することを目的としています。アセスメント(評価)は、ビジネスの成功や競争力向上に不可欠な要素であり、組織が現状を理解し、戦略的な意思決定を行うための重要な手段となります。
プロセスアセスメントの代表的な規格の一つが「JIS X 33002:2017」です。この規格は、プロセスアセスメントを実施する際の要求事項を定めており、組織が標準化された方法でプロセスを評価できるように設計されています。具体的には、業務プロセスを客観的に評価し、その評価結果を基に、どのプロセスが効果的であるか、どこに改善の余地があるかを明確にすることが求められます。
プロセスアセスメントのメリット
プロセスアセスメントを導入することで、以下のようなメリットが得られます。
- 客観的なプロセスの現状把握
プロセスアセスメントを通じて、組織は自らの業務プロセスの現状を客観的に把握できます。これにより、どの部分が強みであり、どこに問題があるのかが明確になります。特に、定量的なデータに基づいて評価が行われるため、感覚的な判断や個人の主観に頼らない意思決定が可能となります。 - プロセスの改善点の特定
プロセスアセスメントは、単に現状を把握するだけでなく、具体的な改善点を特定するためにも有用です。評価結果をもとに、どの業務プロセスが非効率で、改善が必要かが明確になるため、効率化や品質向上を実現するための指針となります。 - 継続的な改善の推進
プロセスアセスメントを定期的に行うことで、組織は継続的な改善を実現できます。プロセスの評価は一度行うだけではなく、定期的に実施することで、改善の効果を確認し、新たな問題や課題を発見できます。これにより、組織は常に最適なプロセスを維持し続けることが可能です。
実際のプロセスアセスメントの使われ方
実際にプロセスアセスメントがどのように使われているかについて、いくつかの具体的な例を挙げてみましょう。
ソフトウェア開発プロジェクトでの活用
ソフトウェア開発の分野では、プロセスアセスメントが広く活用されています。たとえば、CMMI(Capability Maturity Model Integration)というフレームワークは、ソフトウェア開発プロセスの成熟度を評価するためのモデルとして、プロセスアセスメントを行う際に用いられています。
CMMIは、開発プロセスを5段階の成熟度レベルで評価し、それぞれのレベルにおいて達成すべき目標を定めています。プロセスアセスメントによって、自らの組織がどのレベルに位置しているかを確認し、次の成熟度レベルに進むための改善策を策定します。この手法は、特に大規模なプロジェクトや複数のチームが関わるプロジェクトにおいて、プロセスの品質向上に大きな効果を発揮します。
ITサービス管理での活用
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、ITサービス管理におけるベストプラクティスを定めたフレームワークです。ITILの導入においても、プロセスアセスメントが活用されています。
ITILでは、ITサービス提供のプロセスを評価し、サービスの効率性や品質を向上させるための改善点を特定します。たとえば、インシデント管理や変更管理といったプロセスが適切に運用されているかをアセスメントし、その結果を基に改善策を導入することで、ITサービス全体のパフォーマンスを向上させることができます。
製造業での活用
製造業においても、プロセスアセスメントは重要な役割を果たしています。製品の生産プロセスにおける品質管理や効率性の評価が行われ、これに基づいて改善活動が進められます。特に、ISO 9001のような品質管理の国際標準規格を採用している企業では、プロセスアセスメントが品質管理の一環として実施されています。
製造ラインでのプロセスアセスメントでは、生産工程の効率性や品質のばらつきを評価し、不良品の削減や生産効率の向上に向けた改善策を導き出します。また、これによりコスト削減や納期短縮といった効果も期待できます。
まとめ
プロセスアセスメントは、組織が自らの業務プロセスを客観的に評価し、改善の方向性を明確にするための有効な手法です。ITや製造業をはじめとするさまざまな業界で活用され、競争力強化や品質向上に寄与しています。継続的なプロセスアセスメントを通じて、組織は常に最適な状態を維持し、変化する市場環境に柔軟に対応することが可能となります。
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