こんにちは、おゆかよです。
この記事では、「デルファイ法」というリスク特定に使われる技法について、特徴や流れを博士と一緒にわかりやすく学んでいきます!
会話で学ぶ「デルファイ法」〜リスク特定のための技法〜
デルファイ法って、なんか難しそう?

ねえハカセ、応用情報のテキストに「デルファイ法」って出てきたんだけど…なんだか難しそうな名前だよね。

ああ、デルファイ法ね。確かに名前はちょっと難しそうだけど、内容はそんなに難しくないよ。簡単に言えば、「専門家の意見を集めて、みんなの合意を得る方法」なんだ。

専門家の意見を集める…って、会議とかするの?

いい質問だね!でもね、デルファイ法のポイントは「匿名で意見を集めて、繰り返し調整する」ところなんだ。会議だと、発言力のある人に流されがちだけど、デルファイ法ではそれを防げるのさ。
どうやってやるの?ステップを教えて!

なんとなくイメージできたけど、実際にどうやって進めるの?

よし、ざっくりとステップを説明するね。
専門家を集める
→ リスク特定のテーマに詳しい人たちを選ぶ。
第1回アンケート
→ そのテーマに対しての意見を、匿名で提出してもらう。
意見を集計・要約してフィードバック
→ 「こういう意見が出ましたよ」って全員に共有。
第2回アンケート
→ 他の人の意見を見た上で、もう一度自分の意見を出す。
これを何回か繰り返す
→ 意見がまとまってきたら、結論を出す!
リスク特定にどう役立つの?

でもリスク特定って、プロジェクトの問題とかを洗い出すんだよね?デルファイ法が役立つの?

うん、その通り!リスクって、プロジェクトの立場や視点によって見え方が変わるから、1人の視点だけじゃ見落とすことも多いんだよね。
でもデルファイ法を使えば、いろんな専門家の知見が集まるから、幅広いリスクを網羅的に特定できるんだ。

たしかに、匿名だから言いにくいリスクも言いやすそう!

そう!「あの部長の判断がリスクです」とか、直接言いにくいことも書ける(笑)
デルファイ法のメリット・デメリットは?

良さそうな方法だけど、何かデメリットもある?

うん、そこも大事だね。メリットとデメリットを整理してみよう。
項目 | 内容 |
---|---|
✅ メリット | 匿名で自由な意見が得られる/偏りにくい/多角的な視点が得られる |
❌ デメリット | 時間がかかる/調整が手間/専門家の選定が重要 |

なるほど~。スピードよりも、じっくり意見を集めたいときに向いてるんだね!
まとめ
- デルファイ法は、専門家の意見を匿名かつ繰り返し収集して合意を得る技法。
- リスク特定では、多角的な視点からリスクを網羅的に洗い出すのに役立つ。
- 匿名性があるので、本音の意見が集まりやすく、偏りの少ない判断が可能。
- 一方で、手間と時間がかかる点には注意が必要。

「SWOT分析」や「チェックリスト法」といった、他のリスク特定手法とも比べてみると面白いかもね。
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